2008年8月5日火曜日

フランス・ロンドン旅行~モン・サン・ミッシェル


朝9時頃、潮の満ちたモン・サン・ミッシェル
ホテルの窓からもすぐそばまで潮が満ちているのが見えました。

 「自由の塔」から修道院を眺めた写真です。階段や坂道が多く、ちょっと大変です。




修道院の尖塔には黄金に輝く大天使ミカエルの像が建っています。ご存知のようにこの修道院は8世紀、ノルマンディー司教オーベ-ルが大天使ミカエル(ミッシェル)のお告げを受けて、この地に小さな礼拝堂を建てたことが始まりです。
ノルマンディーとブルターニュ地方の境の遠浅の海に浮かぶ小島モン・サン・ミッシェル。古くはケルト人から「墓の山」と呼ばれ、信仰の対象とされていました。
その後次第に巡礼地として栄えるようになりますが、14世紀の百年戦争時は要塞として、ルイ11世からナポレオン3世までは牢獄として使われていました。


素朴なステンドグラス。
修道院に自然に溶け込んでいて好感がもてました。こんなシンプルなステンドグラスもいいですね。




3階の回廊と中庭。

修道院は何度も増改築を繰り返したため、ゴシック、ロマネスク様式などが混在する作りとなっています。
現在は3層構造で、「ラ・メルヴェイユ(驚異)」と呼ばれる13世紀の回廊は、僧たちが瞑想を行った場所です。
この3層の「3」は、聖職者・貴族・平民の社会的地位と、精神性・知性・物欲の精神的段階という二通りの「3」を象徴しているそうです。
モン・サン・ミッシェルはフランスでも人気のある観光地となっていますが、特に日本人に人気があり、年間の観光客を平均すると、なんと8割が日本人!だそうです。



↑浜辺に下りて潮が満ちて来るのを見ていたら、婦人警官が来て、私たち観光客は陸へ戻るよう注意されました。潮のスピードが早いのです。
3人ほどまだ残っていますね。3人のすぐ手前まで潮が満ちてきているのがわかるでしょうか?(写真は午後4時頃)


 image from www.flickr.com

↑ホテルの窓から見たモン・サン・ミッシェルの朝の様子。
パンや野菜など食料をホテル、レストランに運び込んでいました。
日常の何でもない風景なのでしょうが、観光客の目でみると新鮮でおしゃれに見えるから不思議。


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