パりのサン・ジェルマン・デ・プレ地区にあるサン・シュルピス教会とサン・ジェルマン・デ・プレ教会もその一つでした。
サン・シュルピス教会に行った時、ちょうどアメリカのコーラスグループが来ていて、素晴らしい歌声を聴かせてくれました。コーラスグループはこの後もいろいろな教会を回るようでした。サン・シュルピス教会は地元の農民のために建立され、6世紀の大司教聖シュルピスに捧げられた教会です。
16世紀から100年以上の歳月を費やして大修理をし、今日の姿になりました。
サン・シュルピス教会はフランス最大のパイプオルガンやドラクロワのフレスコ画で有名ですが、最近は小説「ダ・ヴィンチ・コード」の重要な場面に使われたために観光客が大勢訪れ、教会側は困っていたそうです。
私たちが行った時はそのブームから時間が経っていたせいか、それほど観光客はいませんでした。
教会内部は派手さはありませんが、 落ち着いていて広さも十分あり、教会らしく、とても良かったです。
サン・ジェルマン・デ・プレ教会は、パリ最古の一つと言われるロマネスク様式の教会です。
542年当時のパリ王によって聖遺物を納める修道院の付属教会として建てられましたが、575年にパリ司教聖ジェルマンが教会内墓所に葬られてから「サン・ジェルマン・デ・プレ(聖ジェルマンの草原)」と呼ばれるようになりました。
1950年代には、世界的に有名な画家や作家がここに集って議論を重ねたと言われます。
ここも静かで雰囲気も教会らしい教会でした。
どちらの教会も、パリで最も知的なエリアにあり、隣のカルチェ・ラタンはソルボンヌ大学を中心とした800年の歴史を持つ学生街です。セーヌ右岸と違って、静かで落ち着いた良い地域でした。
フランスの見所はまだまだ沢山あるようなので、せめてもう一度訪れたいと思っていますが、行きたい国はいくつもあり、フランス再訪はいつになるのか、叶うのか、わかりません。
今回初めての個人旅行で困ったことも遠回りしたこともありましたが、大きなトラブルもなく予想以上に楽しいものでした。今後も体力とお財布と相談しながら1回でも多く続けて行きたいと思っています。
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