2013年11月25日月曜日

伊勢神宮

「熊野古道と伊勢神宮」旅行記の3回目です。

ワイドビュー南紀に乗って「伊勢市」駅まで行き、
伊勢神宮を参拝しました。

伊勢神宮とは
「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」
及び
志摩半島を中心に点在する別宮(べつぐう)、摂社、末社など125社神社の総称です。

内宮と外宮の建物やお祭りはほとんど同じです。

伊勢神宮の参拝の順路は外宮からと、
伊勢神宮のHPに書いてありましたので、
駅から5分ほどの外宮へ。

もう3時半頃でしたが、人がいっぱいです。


◆◇◆

<外宮(豊受大神宮とようけだいじんぐう)>

外宮は
食物や産業などをつかさどる豊受大神宮を祀っています。


伊勢神宮外宮火除橋と表参道  2013.11.11 by Poran111


ご存知のように今年は「式年遷宮(しきねんせんぐう)」の年に当たり、
参拝者は10月の時点で1,000万人を超え、過去最高となりましたが、
伊勢市は1,330万人を予想しているそうです。




伊勢神宮外宮神楽殿  2013.11.11 by Poran111


「式年遷宮」とは、
20年に一度社殿を造り替える大祭です。

「遷宮」とは、
神社の正殿(しょうでん)を造営・修理したり新しく正殿を建てた場合に
御神体を遷すことで、
「式年」とは、
定められた年という意味で、
伊勢神宮の場合20年に一度行われます。

なぜ20年なのかについては
技術の継承が可能な期間という説や
穀物が貯蔵できる年数という説がありますが、定かではありません。


伊勢神宮外宮多賀の宮  2013.11.11 by Poran111

外宮参拝後、
「伊勢市」駅から「鳥羽」駅まで15分ほど乗り、
宿泊先のホテルへ。


◆◇◆

翌日は
ホテルからまた「伊勢市」駅に来てバスに乗り
内宮に行きました。


<内宮(皇大神宮こうたいじんぐう)>

内宮は
皇室の祖先としての神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀っています。


伊勢神宮内宮の宇治橋 2013.11.12 by Poran111



第1回の「式年遷宮」が内宮で行われたのは
持統天皇4年(690年)のことで
以来1,300年以上続いています。
武士の時代に120年以上途絶えたり、
第2次世界大戦後敗戦で4年延期になったりで、
今回は62回目となります。


宇治橋の下を流れる五十鈴川・・伊勢神宮内宮 2013.11.12 by Poran111


「式年遷宮」で新しくするのは
正殿の他、
神の衣服、正殿の装飾や器物、周辺にある別宮社殿や鳥居です。


伊勢神宮内宮の参道 2013.11.12 by Poran111


中心となる行事は
御神体の引越しですが、
今年は
内宮で10月2日、外宮で10月5日に執り行われました。
今回は東から西に御神体が移りました。


伊勢神宮内宮参道 2013.11.12 by Poran111


定期的に造り替えるのは
常にみずみずしさを尊ぶ神道の「常若(とこわか)」という考えとされます。



五十鈴川御手洗場・・伊勢神宮内宮 by Poran111


今回の遷宮の費用はおよそ570億円。
昔は寄進や税で賄ったそうですが、
明治初期から国が負担、運営し、
戦後は宗教法人伊勢神宮が
自己資金と全国からの寄進で賄っているそうです。


伊勢神宮内宮の正宮 2013.11.12 by Poran111



伊勢神宮内宮の白馬 2013.11.12 by Poran111



内宮を参拝した後、
「伊勢市」駅から「名古屋」へ行き、
新幹線「のぞみ」に乗って東京に帰りました。

次回は内宮参拝後立ち寄った
「おはらい町」と「おかげ横丁」について書いてみたいと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。