2016年3月27日日曜日

イースターバニーとイースターエッグ

今日はキリスト教のお祝いの日であるイースター(復活祭)です。
イースターは十字架で処刑されたイエス・キリストが三日後に復活したことを祝うお祭りです。

それで私は「イースターバニーとイースターエッグ」のステンドグラスを飾りました。
昔作った懐かしい作品です。

ステンドグラスの「イースターバニーとイースターエッグ」2009年3月制作



初期のキリスト教は各地に根付いている祭りや習慣、宗教を排斥せず、
それらを取り入れながら布教したということですが、イースターもその一つのようです。

ヨーロッパ各地には昔から春の到来を祝うお祭りがあり、
キリスト教が布教される前からあったゲルマン人の春祭りと
キリスト教の復活祭が結びつきました。


そして
春と多産と再生の女神の名前であるオスタラ(エオストレ)が由来となって
イースターと呼ばれるようになったそうです。



この女神オスタラは、
冬の間死んだように眠っていた森や草原に、
色とりどりの卵を隠し、
春には大地から植物の芽を出させ若葉を繁らせました。

卵は生命と創造のシンボルです。

また野ウサギは春先に子供をたくさん産むので、
生命と創造を運んでくる動物とされ、
聖なる野ウサギは女神オスタラのお伴をしていました。

それでキリスト教国では、
イースター・バニー(野ウサギ)が運んできたとされる
彩色されたイースター・エッグを家に飾ったり、
子どもたちにはイースター・バニーが庭のあちこちに隠したとされる
卵や卵の形をしたチョコレートを探すイベントがあるそうです。


カラフルなイースターバニーのステンドグラスは
このイースターの物語にぴったりのような気がします。



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